The essentiality of nutrients ~Know thyself~

皆それぞれが自分自身で確実な健康管理が可能となるように、栄養知識を分かりやすく発信するブログ。セルフメディケーションスキル向上のため実用的な情報を発信できればと思います。

~個人として考える栄養の現在~

皆さんこんにちは。

 

最近、栄養コラムの様に知識をただ述べていく記事が多かったため、

 

今回はブログらしく個人の考えを知って頂く記事にしようかなと思います。

 

 

 

ここで述べることは栄養を学んできた身として思う、完全に個人的な意見であるため

 

完全にこれが正解である。という訳ではありませんのでそこは注意してください。

 

あくまで一意見として知っていただければと思います。

 

 

ではいってみましょう。

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①資格の価値

 

このブログは「人が一人一人自分で健康になる」というテーマで活動しておりますが、

 

一般の方がまず「健康・栄養」のプロとして思い浮かべるのは、{管理栄養士}だと思

 

います。 

 

 

先に個人的な結論を述べておきますが、

 

健康でいるという目的において 管理栄養士・栄養士の助言は特に必要がない。

 

ということです。

 

こんなことを言うと、何をいってるんだこの人は?と思われそうですが、

 

 

 

それはこれらの資格にあまり価値がないという事が理由となります。

 

自分は栄養士を持っていますし、管理栄養士の知識も既に把握しています。

 

 

 

ただそれらの知識が完全に健康でいるための知識なのかというとそれは違うと言えるで

 

しょう。 管理栄養士の国家試験などは、このブログで述べている様な知識が学べる

 

試験ではありません。

 

 

ビタミンの種類やホルモンなど一通りの知識は学ぶ事ができます。が、それ以上の事が

 

全く学べないのです。

 

 

たとえばプレバイオティクスとは、

 

「食物繊維やオリゴ糖などのように消化されず大腸に届き、有用な腸内細菌の増殖を促

すものをいう」

 

という事やその種類までは知識として知ることができます。ただ、

 

その先の「なぜなのか」「どのように」「結果として人体にどういう作用があるのか」

 

がほとんど学ぶ事ができません。これは健康維持を行う目的としては致命傷です。

 

 

腸にいいことが分かってるから摂る。のと 

 

腸でどんな働きをし、このように効果があって、~の作用があるから摂る。のとでは

 

その人が様々な健康維持をするにあたって、大きく差が開いてくるのはお分かりいただ

 

けると思います。

 

 

 

また、管理栄養士や栄養士の給与を見てもらえれば分かりますが、この資格は社会的価

 

値の高い資格ではありません。 一応資格を所持していれば、一般の方には栄養のプロ

 

という顔ができますが、人の健康を向上させるという本来のスキルがある管理栄養士

 

自ら進んで学ぶ意思があるごくごく一部である事が現実問題としてあるでしょう。

 

 

 

基本的な「健康」は皆理解していますが、

 

栄養界の場合、資格がある=健康にする知識がある ではありません。

 

 

 

もし誰かに健康維持関連で相談する機会があったら、ネットでもいいので調べた知識

 

を元に考えた質問を何かその人へ投げかけてみてください。 資格があろうがなかろう

 

がそういった知識に優れている人は、適切な答えを導き出せるでしょう。

 

 

資格を所持していても、ビタミンの種類程しか理解していない人にどんな相談をしても

 

相談者の健康度は決して上がることはありません。「適切な知識を実践していく」

 

という事をいつでも念頭に置き、自ら学ぶ癖をつけていく事をおすすめします。

 

 

 

 

あと 管理栄養士・栄養士=料理ができる。も多くが当てはまらないため

 

ご注意を。笑

 

 

 

 

 

②健康維持の栄養学に完全な正解は存在しない

 

 

これは、じゃあ栄養について何も学ぶ意味なんてないじゃないか。 と思われそうです

 

が、そのままの意味ではなく、

 

「人体」としての正解は出ているものの、すべての人に当てはまる事は決してない。

 

という事です。

 

 

 

これは「個人差」が絶対的に存在している事が大きな要因です。

 

 

Aさんにとって正解な栄養ケアが、Bさんにも完全に当てはまるとは言い難いという事が

 

栄養では数えきれない程あります。

 

 

 

腸に良いものを取った方がいいという事実は、人間皆あてはまるのですが、

 

何をどう摂っていくのか、それによる結果は人によって大きく異なる事があります。

 

最悪の場合逆効果になってしまう事も多々あるのです。

 

 

 

よく栄養学に詳しい人たちと生活すると、栄養は宗教みたいだな。

 

と思うことがあります。それは各自が自分に合っていると思われる栄養学の知識をでき

 

る限り把握し実践していることで、いかにもそれぞれがそれが正解であるかのように思

 

えてくる事が理由です。

 

 

自分はMCTオイルとの相性が良い、 コーヒーは体質に合わない。など

 

いろいろ実践していると、こういった特徴がだんだん出てくるはずです。

 

 

どんなに体に良いものであったとしても、それにより体調に不具合が出るなら

 

その行動は避けるべきでしょう。 他に代用もできる何かがあるはずですので

 

そっちに切り替えていく方が賢明と言えます。

 

 

 

 

ここにおいて大事なのは、結局「人体において大事な知識は必要不可欠である」

 

という事実そして、「各個人が自分自身の体をなるべく理解するように努める事が大事

 

である」 という2点です。

 

 

 

 

栄養学を知るにあたって、

 

全ての知識が自分に確実に合っている。自分が合わないからその知識は完全に間違って

 

る。とは思わないようにしましょう。

 

 

 

今後ともこのブログでは、個人としてではなく、人体として大事な知識を

 

発信していきますので、それらを実践する事はもちろん、

 

自分としての正解を見つけていく意識を持って頂ければと思います。

 

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今回は以上となります。

あくまで個人の主観で述べているため、これが正解だ!というつもりはないです。

 

ただそういう見方もあるのかーと知って頂ければいいのかなと思っています。

 

今後もちょこちょここういった個人の思考も取り入れていければと考えています。

 

最後までご覧頂きありがとうございました。

 

 

では、また!

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~最新のエイジングコントロール~

 

こんにちは。

 

 

久々の更新となりましたが、

今回は生きとし生ける者 もが気になっているであろう、老化について情報や

対策などを見ていければと思います。

 

 

 

近年では「100年ライフ」と言われるようになりました。

 

しかし当然100年生きられる人、生きられない人というように様々な要因によって

今後、分かれてくる事は確実だと思います。そこで、できる限り健康に長寿を目指して

いくためにはどういった事が大事であるのか。

 

これからその最新情報をお伝えできればと思っています。

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老化において一番大事な事は、

 

健康寿命の延伸」

 

であり、たとえ100歳まで生きていたとしても 寝たきりや様々な疾病を抱えているよう

だとあまり意味がありません。

 

なので目指すはいつまでも健康で自立した生活が送れる事となるでしょう。

 

 

 

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まずは「老化」について知っていきましょう。

 

 

「時間の速度は一定ですが、老化は遺伝要素や生活環境などが複雑に絡み合って進んで

いき、その速度は人によって異なる」

 

というのがまず事実としてあります。

 

 

そしてこの中の老化と遺伝の関係について見てみると、

その寄与率はおおよそ25%であると言われています。

 

つまり残りの約75%は後天的な生活環境要因などが占めるため、

様々な生活環境の改善によって、老化は制御できるという事です。

 

 

 

 

 

また、老化していく事において最も避けなければならないのが、

 

「フレイル」(Frailty)という{虚弱}を意味する状態に陥る事です。

 

これは高齢期において、加齢による臓器機能の変化や予備能力の低下によって

介護に至るリスクや過程を定義したものであり、

 

①身体的フレイル(低栄養、筋力低下、転倒多発)

心理的・認知的フレイル(閉じこもり、孤立、個食)

③社会的フレイル(独居、経済的困窮)

 

の三要因からなります。

 

そして、メタボリックシンドローム認知症、悪性新生物(ガン)

はフレイルを加速させると言われているため、特に気を付けていかなければなりません。

 

フレイルの時期に陥るとその人の自立度がかなり低下するため、

「元気に老いる」ためにも、これらの対策は必ず覚えておきましょう。

このフレイル予防の意識も老化制御にはかなり関わってきます。

 

 

 

 

 

 

人の老化というのは、

20代から始まり、40代以降からスピードが加速すると言われていました。

 

しかし最近、約4000人を超える老若男女の血漿中にあるタンパク質を分析したところ

40歳以前の34歳に老化に関わるタンパク質が多くなるピークを迎える事が分かってきま

した。

ここが老化が加速する最初のポイントではないかと考えられています。

 

 

 

老化の要因としては、

 

テロメアの短縮、エピジェネティックな変化、タンパク質の恒常性の喪失、

栄養を取り込む力の低下、ミトコンドリアの機能不全、細胞の老化、

幹細胞の枯渇・免疫機能の低下、細胞間のコミュニケーションの変化、ゲノムの不安定

 

という9要素があると言われており、これらは活性酸素により酸化する事、体中が炎症

に蝕まれる事など、複合的な要因により進行していきます。

(一つ一つ説明すると長くなるためとりあえず名前だけ述べます。今後少しずつ触れれ

ていきます。)

 

 

 

 

...では一体これらを対策し、ライフスパンを伸ばすにはどうすればいいのでしょうか??

 

 

 

 

 

その鍵を握るのは皆さんの体の中に存在するNADという成分です。

 

正式名称はニコチンアミド アデニン ジヌクレオチドとなっており、

 

この成分は細胞内にあるミトコンドリアにおけるエネルギー産生に欠かせない補酵素

 

の事です。

 

 

 

 近年では、このNADが体内で枯渇する事=「老化」ではないかといわれています。

 

よって体内のNADを増やす事ができれば、私たちは若さを保ち続け老化を遅らせる事が

期待できるのではないかといわれている程の成分なのです

 

 

 

ではなぜこの成分がそんなに大事なのかを見ていきましょう。

 

 

 

 

 

 

NADの効果、それはサーチュイン遺伝子を活性化できる」事です。

 

サーチュイン遺伝子とは、

細菌から哺乳類まで多くの生き物に備わる遺伝子であり、老化と寿命の制御に

重要な役割を果たしているとされる、別名「長寿遺伝子」です。

 

 

NADという成分はこのサーチュイン遺伝子を活性化させるという事が分かっています。

 

サーチュイン遺伝子を活性化する事でそれが、抗老化作用に働く事が様々な研究で判明

しています。

 

NADがサーチュインに具体的にどう働くかを知る必要はあまりないため、

NADを増やすためにはどういったことが有効なのかを早速見ていきましょう。

 

 

 

①食事でのカロリー制限・断食

よく「腹八分目」というワードを耳にしたことはありませんか?

この満腹まで食べない。という食事法

 

実はそれによりNADを有意に増やせる事が分かっているのです。

様々なサーチュインへの影響が科学的に示されています。

 

実験としては総カロリー-25%などで効果が示されており、

一時的な小食・断食にも効果が現れています。

 

また、人間にはある程度空腹が続くと、細胞を生まれ変わらせるといわれる

「オートファジーが働き始める事が一つの要因でもあります。

これは損傷を受けたり使用済みとなったタンパク質や小器官をリサイクルする働きとな

っており、老化を進めないためのクリーニングシステムとも言い換えられるのです。

 

ポイントはしっかりと空腹を感じる事であり、おなかがグゥーとなり始めるあたりが

クリーニングの開始だとも言われています。

 

そのような状態を経験してから食事をするようにしてみましょう。

またそこでの食事でも腹八分目を忘れずに。

そして栄養のバランスもしっかりと考えていきましょう。

 

 

 

②運動による効果

「運動しましょう」 健康のためによく言われますね。

 

意識の中にはあるが、なかなか実行できていないこの「運動」にも

NADを増やす効果があることが分かっています。

 

ポイントは運動の種類としては有酸素運動でも、筋力トレーニングでも増える事が分か

っていますが、それらを継続しなければ効果は持続しないということです。

 

運動はNAMPTという、NADの量を調節する酵素の増加が見込めるため、

結果的にNAD増加に繋がります。

 

なので、積極的に運動を普段の生活に取り入れていきましょう!

 

 

 

③NMNというサプリメントの活用

では、食事など摂取する事でNADを増やすことはできるのか?

ということになりますが、

最近の研究で、NMN(ニコチンアミドモノヌクレオチドという成分を

摂取すると、体内でNADに変換される事が判明してきました。

 

NMNはビタミンB3(ナイアシン)から作られる成分であり、

NADは直接摂取しても消化管で分解されてしまう事から、この成分を

摂取し 体内でNADに変換していこうという事になっています。

 

NMN投与の実験では、

体重、エネルギー代謝インスリンの感受性、脂質代謝、遺伝子発現、眼の機能、免疫

機能、骨密度 などに変化が見られたという結果があります。

 

しかし、問題となってくるのがNMNは野菜や牛肉などに含まれるものの、

その量がごく微量だという事です。

 

一般的にブロッコリー、キャベツ、アボカド、トマト、キノコ、牛肉、エビなど

多くの食品に含まれていることは分かっているのですが、

 

老化抑制としてエビデンスのあるNMNの量は250mg相当と言われており、

この量を食品で摂取する事は困難だといわれています。

 

NMN含有量がかなり多いとされる枝豆でさえ、NMN250mgを摂ろうとすると

約2万個を食べなければなりません。これは非現実的です。

 

そこで最近では、食品からのNMNを凝縮したサプリメントが主流となっています。

 

サプリメントならば250mgを超える量を手軽に摂取できるため、現在はこちらで

NMNの摂取をすることが可能となっています。

 

インターネットで調べるだけでも数多くのNMNサプリメントが販売されて

いることがおわかりいただけると思いますし、エビデンスが豊富な代わりに まだまだ高

価ではありますが気になる方は是非活用してみてはいかがでしょうか。

 

 

 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

 今後NADNMNに関しての新情報も沢山でてくる事は確実ですし、サーチュインを刺

激できる方法は他にもありますため、是非今回の単語が書いてある情報や記事を目にし

たら あ、そういえば老化に関係している物質だったなと思いだしてみてくださいね。

 

老化の抑制には他にも、ビタミンD、食物繊維、糖質の影響、糖化、睡眠など

様々な情報がありますため、今後触れていければと思っています。

 

 

今回はこれで終わりにしたいと思います。

最後までご覧いただきありがとうございました。

 

では、また!

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【必見】~健康の要 免疫力について~

皆様こんにちは。

 

最近は大変な世の中になってしまいましたね。

 

 

新型コロナウイルスの影響により、

今までの生活スタイルが大きく変わってしまった方も多いのではないのでしょうか。

 

また、いつ自分が罹患してしまうのかといった不安、心配にずっと苛まれている人も少なくないはずです。

 

 

「免疫力」

 

今回のこの新型コロナ騒動によって、

この言葉を意識し出した方は非常に多いはずです。

 

人が一生懸命に感染対策をしても、人体に侵入するウイルスは少なからずいるでしょう。 そこでその後の明暗を分けるのが、その人が持っている「免疫システム」です。

 

人体に異物が侵入してきた際に、生体はその異物を排除しようと動き出します。

そこで結果打ち勝てるかどうか。 それこそが体が健康であり続けるために最も重要な

事なのです。

 

 

もちろん、免疫をしっかりと機能させる事は他の多くの病気を予防することに直結しま

す。

日々体のいろんな場所で発現しているとされる、ガン(悪性腫瘍)細胞にどれくらい

抗えるのかも、この免疫力の能力次第となってくるのです。

 

 

 

 

そこで今回は、健康維持に必須項目である

「免疫力の向上」をしっかりとお伝えできればと思います。

 

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まず、最初に免疫の種類について簡単に知って頂ければと思います。

 

免疫には「自然免疫」と「獲得免疫」というものが存在します。

それぞれの多くの免疫細胞が自分の役目を果たそうと日々活動しているのです。

 

自然免疫とは

人体に対し、害を及ぼすもの及び不要なものを排除する働きも持ち、作用に即効性があ

ります。

種類としては マクロファージ、好中球、ナチュラルキラー(NK)細胞というものが存

在しています。(名前は特に覚える必要なし)

 

 

獲得免疫とは

感染した病原体を特異的に見分け、それを記憶する事で、同じ病原体に出会った時に効

果的に病原体を排除する働きのある物であり、

樹状細胞、T細胞、B細胞といったものが存在しています。

 

 

 

簡単に言うと、

 

侵入してきた異物に対してまず、自然免疫が無条件で働いており

その異物の情報を獲得免疫は記憶しておき、再度その異物が侵入してきた際に獲得免疫

はより強く、効果的に働く事ができるという事です。

 

 

 

はしかや水疱瘡などに一回でも罹患したことがある人は獲得免疫に情報があるため、

再度かかりにくいよという事です。

また予防接種もこの獲得免疫を利用して対策を施しています。

 

 

 

基本的に人間にとって「免疫」とは99%自然免疫の恩恵を受けているため、

 

これからお話する事は自然免疫力を向上させる方法という事になるかもしれません。

 

 

マクロファージや好中球などがどの様にウイルスを除去するのかなどは、

特に覚える必要はないと思います。これらをしっかりと働かせる術の方をこれから

ご説明できればと思いますので、免疫細胞の説明は省略したいと思います。

 

 

 

 

 

では、免疫力向上には何が大事なのでしょうか...?

順番に見ていきましょう。

 

 

 

1.腸内のケア

 

免疫力向上において、この腸内のケアは一番大事であるといっても過言ではないです。

 

 

それはなぜかというとNK細胞と呼ばれる自然免疫においてかなり重要である細胞が

小腸の回腸部分にあるパイエル板という場所で作られるからです。

 

小腸はすべての免疫細胞生成の7割を担っています。大腸も加えると約8割にもなり、

 

腸内環境を整えるという事はこのNK細胞を増加させる事に直結し、免疫力向上にとても

貢献します。

     

 

近々 別の記事で詳しくご説明しますが、

腸にはたくさんの菌が住み着いており、腸のケアとはその菌たちのバランスを保つ事

になります。 腸内の環境を整える事は結果的に、免疫細胞の正常な生成に繋がってく

るよという事です。

 

 

腸内環境を整えるというのは、

言い換えれば 腸内の善玉菌と呼ばれる良い菌たちを優勢にするという事です。

 

そのためには プロバイオティクス(腸に良い菌)・プレバイオティクス(菌たちのエサ

になる物)・発酵食品や酵素 を摂取する事が有効となります。

 

これらを意識して取り入れる事で、腸内菌のバランスを整え 免疫力ケアを確実にする事

ができるでしょう。

 

 

 

 

2.タンパク質の適切な摂取

 

何度もこのブログで出てきている通り、タンパク質の十分量の摂取は

健康を考える上で最も大事であるといえます。

 

 

免疫に関しては、

自然免疫細胞自体、そしてそれらに関係する免疫を司る大事な物資たち

補体・リゾチーム・インターフェロンというもの達が

タンパク質を土台として生成されます。

 

 

言ってしまえば、

免疫細胞や抗体物質を作りやすい、作りにくいの前に、

メインの素材がなければ何もかもが無意味である。 という

事です。

 

 

前の記事で述べました通り、

多くの代謝にはタンパク質に補酵素(ビタミン・ミネラル)が組み合わさり出来た酵素

が必要になります。

代謝が回らなければ、免疫システムは機能しにくくなるよという事になります。

 

 

その他にもタンパク質は血中のグロブリンという形や皮膚のコラーゲンなど多くの場所

に存在し、様々な病気の予防、対策にかなり貢献しています。

 

 

免疫力をしっかりと発揮させるならタンパク質摂取は必ず意識したほうが良いでしょう。

 

 

 

 

3.免疫系に関わるビタミン・ミネラル

 

やはり、この免疫系でも様々な代謝で多くの栄養素が消費されます。

それぞれの栄養素を充足させ、免疫システムの代謝をスムーズに回す事が、

正常な免疫力を発揮する上でかなり大事になってくるのです。

 

具体的な種類としては 主に、

ビタミンA  ビタミンC  ビタミンD  ビタミンE  ビタミンB2、B6 、B12

葉酸  β-カロテン 鉄 セレン 亜鉛

が特に重要であるとされます。

補酵素ではないのですが、オメガ3系の脂質も免疫系には良いとされているため摂取を

オススメします。

 

中でも、ビタミンC ビタミンD 亜鉛は免疫力向上にかなりオススメです。

 

免疫向上において、サプリメントを活用していきたい方は

この上記3種から始めるのが良いでしょう。

栄養素別の良い摂取スキルなどは、今後記事として出していく予定です。

 

 

最近はサプリメント販売の大手であるiHerbなどで、免疫サプリメントのセールなども

やっているため気なる方は是非チェックしてみてはいかがでしょうか。

 

 

 

 

4.フィトケミカル

 

こちらもまたまた登場しました。フィトケミカル

 

フィトケミカルとは様々な植物に含まれる化学物質であり、

植物が虫などから身を守るために生成する苦み成分の事ですね。

 

免疫細胞の活性化や抗酸化力の発揮など、免疫系に対し、多くの有用な作用をもたらす

事が様々な研究で分かってきていますため、是非多くの野菜や果物の摂取を意識してい

きましょう。

 

 

大きく分けるとフィトケミカルには

体内で作られる抗酸化酵素をサポートして長期的に働くもの

活性酸素に素早く反応して短期的に働く物があり、

それぞれの働きは非常に多岐にわたります。


それらの働きはおおまかに植物の色によって分けられるため、それらをバランス良く摂

取する事で総合的に抗酸化力、免疫力を高める事ができます。

 

リコピン、カプサンチンなど

→プロビタミンA,ゼアキサンチンなど

→フラボノイド、ルテインなど

クロロフィル

アントシアニン

黒→クロロゲン酸、カテキンなど

→イソチオシアネート、硫酸アリルなど

 

他にも多くの種類があるため、いろいろな野菜、果物を多く摂取する事が大切です。

 

 

 

 

5.体温を上げる事

 

人体が病原体に打ち勝つには体温もかなり重要です。

基本的には人間の体温が高いほど良いとされており、体温が一時的に1℃上がるだけで

免疫力は5~6倍にもなると言われています。

 

 

ではなぜ体温を上げる事が重要なのでしょうか。

 

一つ目として、

病原体の活動にその理由があります。

多くの病原体が活発に増殖するのは35.0度前後と言われており、

体温がそれに近づけば近づくほど病原体が活発に活動するという事なのです。

 

 

そして二つ目に、

体温を上げる事によって血流が良くなることが大きく関わっています。

免疫細胞は血液で運ばれますが、その際に血流が良いという事はその細胞たちを体の

隅々まで迅速に運ぶ事ができるという事になります。

また、免疫細胞は36.5度ほどで活発に働くのでその点でも免疫力の底上げに起因してい

るのです。

 

 

 

以上の事が、「冷えは万病のもと」といわれる由縁であり、

体を温める事が免疫力向上に直結しているのです。

 

 

 

 

ここで運動による効果にも触れておきますが、

 

運動する事もかなり免疫力の向上に関わってきます。

 

一つ目の理由としては、先ほどの体温の保持に繋がります。

人体で最も熱を産生しているのは筋肉であり、その筋肉を刺激する・成長させる事は

体温向上においてとても有効になってきます。

 

 

また次が重要なのですが、

 

二つ目の理由として 人の感染症はその多くが目、鼻、口などの粘膜系から始まります。

このような粘膜系は免疫グロブリンA(IgA)という抗体で守られており、これはウイル

スを中和し体内への侵入を防ぐ事で、免疫学的な障壁を作っています。

 

運動をする事で、そのIgAを優位に増やすことができるというのが様々な研究で分かっ

ているのです。IgA濃度を高めることで第一線で感染症に対抗する能力が向上します。

 

 

 

最近は自粛で運動不足に陥っている方も多いのではないでしょうか。

免疫力を上げるために是非、何か運動を始めてみてはいかがでしょうか?

 

 

 

 

 

6.キノコ、ヌルヌル、香辛料

 

免疫に重要な事に関してキノコの有用性があります。

 

キノコは免疫に対してかなり重要な働きをしてくれます。それはキノコに多く含まれる

βグルカンという成分によるものです。

 

βグルカンは天然物質の中で最も有効な免疫増強物質と言われ、人体の免疫システムに

よく反応する事が分かっています。

 

この成分は敵の微生物の細胞壁にも存在しているため、人間がこの成分を取り入れると

体が外敵が侵入してきたと勘違いし、免疫細胞が活性化します。

 

摂取するキノコの種類はなんでも良いとされていますが、舞茸にはβグルカンに加え

Dフラクションという免疫に関与する成分も存在するため特に推奨されています。

 

 

 

次にヌルヌルですが、これは

昆布・オクラ・山芋・里芋などに含まれるヌルヌル成分フコイダン、ムチン、ガラク

タンなどの事です。

 

これらは粘膜の保護など様々な形で免疫力向上に貢献します。また、水溶性食物繊維が

豊富なためプレバイオティクスとしての効果も存分に発揮できるため、優先的に摂りた

い食品です。

ガン予防や生活習慣病に対しても効果があるので非常に重要な栄養素となっています。

 

 

 

最後に香辛料ですが、

 

香辛料系は特に抗酸化力が秀でていることが分かっており、抗酸化力は免疫系と密接に

関わっています。ORAC(活性酸素吸収能力)と呼ばれる数値があるのですが

その上位に存在するクローブ、スーマック、シナモン、オレガノアサイー、ココアパ

ウダーなどを摂取することによって、強力な抗酸化能力を体内で発揮する事ができます。

 

中でもターメリックがかなり注目されており、抗炎症・抗酸化がトップレベである事

に加え、肝臓を保護する力も強力であるため、米国では最も注目される成分の一つとな

っています。

 

 

これらはすぐに入手でき、

活用もしやすいのでどんどん普段の食卓に取り入れていきましょう。

 

 

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いかがでしたでしょうか。 

とりあえず今回はここで終わりにしたいと思います。

 

いくつか「免疫力向上」に関してポイントをお伝えさせていただきましたが、

これらを意識していく事で免疫力のセルフメディケーションは可能でありますため

是非、普段の生活にいろいろと取り入れてみてくださいね。

 

 

 

最近は健康コラムみたいな記事が多くなっておりますため、

 

具体的に、栄養素の知識はどうなってるんだ。なにをどう摂ればいいんだ。

という疑問は浮かぶとは思いますが、(タンパク、脂質、ビタミン・ミネラルなど)

いずれ栄養素の方を詳しくやっていくつもりですので、楽しみにしていただけると嬉し

いです。

 

 

免疫に関しても、神経系や内分泌系との関係など、まだまだいろんな情報がありますた

めいずれ第二弾を作成できればと思っています。

 

今回も最後まで読んでくださった方、本当にありがとうございます!

 

ではまた!

 

 

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~生命活動の根源 ミトコンドリア~

さて、

今回は「生命の健康」を語る上では絶対に避けられない

 

ミトコンドリア

 

について人の生命活動もいろいろとふまえながら見ていきましょう。

今回はさらっと大事な事を述べるので、是非覚えておきましょう。

 

 

ミトコンドリアはこのような形をしています

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人は何かを食べなければ、やがて死に至ります。

そして、呼吸をしなくても、いずれ死に至る事はご存じだと思います。

 

これらが示している事は、人が生きる事において栄養素と酸素の摂取は必要不可欠

であるという事です。

 

 

これらを活用し、生命活動を行う基盤となっている部分 

それが、細胞一つ一つの中に存在しているミトコンドリアという器官なのです。

 

 

 

 

生命というのはもともと、

食べ物(外部からの栄養素摂取)で生命活動(エネルギー生成)を営んでいたのがスタートだとされています。

 

しかし、時と共に「光合成 (太陽の光からエネルギーと酸素を生成)」を可能とする生物が増えてきた事に影響され、 酸素をエネルギー源とする細菌が誕生し始めます。

 

その細菌(酸素を好むので好気性細菌といいます)を従来の細菌が取り込んだ事で

取り込まれた好気性細菌がミトコンドリアとなったといわれているのです。

 

 

 

この酸素を必要とするエネルギー生成は従来と比べかなり多くのエネルギーを生成でき

 

た事から、そこから多くの高等生物が生まれ始めたとも言われています。

 

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先に栄養素の方に焦点をあてると、

 

今では、生物の体の機能は進化の過程で非常に複雑化されてきましたが、

 

根本的に、

栄養素を取り入れて活用 → 体にたまる老廃物の排泄

という「出し入れ」の基本的構造は単細胞生物時代と変わらないのです。

 

 

人の体は 酸素 炭素 水素 窒素 ミネラル という元素ブロックで構成されていま

 

すが、そららは生命活動を行うことで老朽化していずれ壊れていきます

 

そして壊れたら取り換えないとなりません。

 

食べることは外部から新しいブロックを取り込むという事でもあるのです。

 

人はこの出し入れ・・・「新陳代謝」 を生命活動を行う上で繰り返します。

 

 

ミトコンドリアで生成されるエネルギーは「新陳代謝を行うのに必要なのです。

 

 

 

 

まとめると、

ミトコンドリア適切な栄養素を送り届ける事が健康な生命を維持する事におい

て大事であるとなります。

 

つまり、体全体の新陳代謝に必要であるミトコンドリアでのエネルギー生成をいかに円滑に行えるか。

 

という事です。

 

 

 

そしてここで意識して欲しい事が一つあります。

 

人は何かを食べたとき、食道、胃、腸、血管と 様々な過程を通過しながら

最終的に細胞内のミトコンドリアに栄養素が到達します。

 

つまり、何をどう食べるかに加えて、通過する場所の状態が

ミトコンドリアに栄養素を送る点においてかなり影響してくるのです。

 

 

まずは食べるものの種類が大事にはなりますが、

たとえそれが良くても、

胃での消化能力が低下している、腸内環境が悪く吸収に問題がある、血流が滞っており

栄養素を適切に運べない、後に述べますが 細胞が傷つき栄養素の受け渡しに難がある

などの要因がある場合に「ミトコンドリアへの適切な栄養素運搬」という

目的自体が難しくなってしまいます。

 

 

何か通過点に問題がある→栄養素が適切に運ばれない→ミトコンドリア機能低下→体の不調や疾病

 

と繋がる事をどうにかして避けなければならないのです。

 

 

 

 

 

器官や臓器のトラブルケアは様々な知識が必要であるため今後別でやっていくとして、

 

ここではミトコンドリアに大切な栄養素をご説明していこうと思います。

 

 

 

ミトコンドリア内では「TCA回路」や「電子伝達系」などといった

難しそうな名前のサイクルを栄養素が回ることで、結果的にエネルギーを生成してい

るのですが、

 

ここで最も大事なのが、これらすべては酵素反応によって成り立っているという事です。

 

 

酵素というのは 触媒と呼ばれるもので、簡単に言うと

Aという物質がBという物質に変化するための仲介役の事です。

 

また酵素タンパク質を土台にビタミン・ミネラルがくっついて構成されています。

 

 

なので、良質な十分量のタンパク質の摂取、ビタミン・ミネラル(補酵素と呼ばれま

す)の適切な摂取が非常に大事であるという事です。

 

 

 

ビタミンとして特に大事であるのが、ビタミンB群です。

 

ビタミンB群は基本的に8種類ほどあるのですが、

 

それらが酵素反応にとても多く利用され消費されます。

 

 

現代では糖質過多な方が多いと言われています。

そして、穀物も昔とは違い より食べやすく、保存しやすく 精製されるようになりまし

た。

 

精製された穀物は、精製される前と比べて「ビタミン・ミネラル」が大幅に減少します。

 

炭水化物もミトコンドリアの回路でエネルギーに変わるのですが、

その際にビタミンB1が必要になります。

炭水化物が多ければ多い程その消費量も増しますため、

炭水化物は沢山あるのにビタミンがなくて回路が回らない...といった状況に陥ります。

 

そして糖質を代謝できずに慢性疲労や肥満に繋がってしまう事が、現代で非常に問題と

なっているのです。

 

 

 

 

このように知っていただくと、ビタミン・ミネラルの大事さが少しでも分かるのではな

いかと思います。 それらが多く存在する事で、酵素を介した代謝がスムーズに行える

のです。

 

そしてその一番効率的に摂取できる食物が 野菜や果物になります

ですからよく「野菜や果物を食べましょう」と言われるようになったのです。

 

 

 

ビタミン・ミネラル以外にも、ミトコンドリアの回路に必要な栄養素は沢山あります。

とりあえず今は名前だけお伝えすると

コエンザイムQ10、αリポ酸、クエン酸L-カルニチン水素などです。

これらの栄養素を摂取することで、ミトコンドリアでのエネルギー生成をスムーズに行

うことができます。

 

食事でしっかりと摂取することが大事ではあるのですが

なかなか意識する事は難しいため、

自分はサプリメントをしっかりと活用した方がいいのではないかと思っていますし、

実際に摂っています。

 

 

ビタミン・ミネラルなどの補酵素エネルギー源にはなりませんため、

エネルギー源になる栄養素と、代謝回路で多く利用される栄養素をどちらも

しっかりと摂取することが大切です。

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

最後に酸素についてですが、

 

酸素を効率よくミトコンドリアに運ぶには、「運動」が必要不可欠です。

 

それは血流によって隅々まで細胞に酸素を送り届けるという事や

 

自律神経(交感神経や副交感神経)という神経のコントロールがとても大事である

 

からです。

 

 

運動する事でミトコンドリアを活性化できるため、適度な有酸素運動は健康維持として

推奨されています。

 

 

ただ、ここで意識して欲しい事は

 

少し前の記事にも書きました通り、

 

酸素の摂取=活性酸素の発生 だという事実です。

 

よって、酸素の供給を考えると同時に 「抗酸化」も

 

しっかりとやっていくのがとても大事であるという事です。

 

 

細胞で最も活性酸素の害を受けやすいのが「細胞膜」なのですが、

それは細胞膜が脂質で出来ている事が理由となります。

脂質は酸化しやすい性質をもっているため、真っ先にダメージを受けるのです。

 

細胞膜がダメージを受けると細胞全体が機能低下してしまうため、

健康維持にとって深刻な影響を及ぼします。

 

自身の抗酸化酵素をしっかりと働かせたり、抗酸化物質をしっかりと摂取したりして

対策を忘れずにしていきましょう。

 

 

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ミトコンドリアについては、オートファジーなど まだまだお伝えしたい事があります

が、今回はここまでにしたいと思います。

 

少しでも健康維持についての知識を知って頂けたのなら嬉しいです。

 

 

また次回でお会いしましょう。  ではまた! 

 

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~コレステロール しっかり理解できていますか?~

どうも siriusucoreです。

今回は「コレステロール」をしっかりと理解していただければと思っています。

 

ちょっと長めの記事になっているので、時間がある時に是非お読みください!

 

 

 

 

 

 

まず初めに、

皆さんがコレステロールと聞くと一般的には単純に悪者の様なイメージを持ってしまうのではないでしょうか。

 

 

健康診断などでLDL-コレステロールが高かった...など、といった方も多くいらっしゃるのでは...??

 

 

コレステロールといえば血中の数値が高いと動脈硬化などに繋がってしまうイメージがどうしても強いため、その役割をしっかりと把握していなければ、

コレステロールは少ない摂取を心がける、そして血中コレステロールは低くした方が良いというイメージにつながりやすいです。

 

 

 

しかし実はコレステロール健康を維持するにあたって非常に重要な成分の一つなのです。

 

 

コレステロールとはどういったものなのかを知ることで今後の健康維持にしっかりと役立てていただければと思います。

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コレステロール(cholesterol)とは?

 

chole(胆汁)にstereos(固形)そして化学の世界でアルコールという意味があるolをつなげて命名されたと言われている、

さまざまな生命現象に関わる重要な脂質の一種です。

 

 

 

役割としては、

ビタミンDを作る

ビタミンDは人が日光を浴びる事で生成できますが、

この作り出す反応時にコレステロールが必要になります。

 

ビタミンDは今後説明していくとは思いますが、非常に大事なビタミンであり、今世界で一番注目されているビタミンといっても過言ではないほど、健康維持に大きく関わっている成分になります。このビタミンDの生成に関わっているというかなり大きな役割が一つとしてあるのです。

 

 

 

ホルモンの材料

様々な男性ホルモンや女性ホルモン、ステロイドホルモンと呼ばれるものの材料としてコレステロールは必要不可欠となっています。

ホルモンは人間が生きる上でかなり様々な役割をこなし、多くの方が気にされているダイエットや美容、精神に至るまで多くの生化学的反応と密接に関わっている存在です。

 

このホルモン合成に問題が生じるという事は、著しく健康度合いが下がるという事に直結します。それほどコレステロールは人体にはかかせない存在なのです。

 

 

 

細胞の膜の成分

コレステロールは人間を形成している細胞一つ一つの膜の成分であり、

ここでは細胞膜を通過する様々な物質をスムーズに移動させるためとして、膜の流動性を調節する役割を担っています。

コレステロールは脳と神経系に多いと言われており、
その理由は脳の情報を体の各部に伝達するためにはコレステロールの役割が絶対に必要だからなのです。

コレステロールは根本的な生命維持に絶対的に必要な成分でもあるのです。

 

 

 

 

コレステロールはこのように様々な役割のほかに、

血中にもリポタンパク質という物質として存在しています。

これはコレステロールを使う各組織・臓器に血中コレステロールとして運ぶ役割を担っています。

この存在としてのコレステロールも非常に重要となっているのです。

 

 

 

 

コレステロールには主に2つの供給源があります。

 

それは食物に含まれるコレステロールを体内で吸収するという事と、

肝臓で糖質や脂肪酸から作り出すという事です。

 

 

この割合は2:8といわれていて、

基本的に食事でのコレステロール吸収量を確認し、肝臓では合成する量を調整するというシステムがもともと存在します。

 

よって肝臓での合成はよっぽど食事での摂取量が少ない時に限り、活発に機能するのです。この肝臓での合成は0にする事も可能である事が分かっています。

 

 

 

 

↓もっと詳しく知りたい!って方はこちらを読んでください。飛ばしても可

コレステロールは食品として体内に入った後、そのまま吸収されるのではなく胆のうから分泌される胆汁酸によってミセル形成という反応の後に小腸から吸収されます。また、排出としては 肝臓で代謝され胆汁酸となった後、胆汁として十二指腸から排出されています。

十二指腸から排出された胆汁酸に含まれるコレステロールはその95%がまたミセル形成をして小腸から再吸収され再利用されるという、腸肝循環というシステムが存在します。これはコレステロールの消費を節約するシステムとして機能しているのです。
また、体内のコレステロールを増やさない役割をする代表的な栄養成分として、肝臓でのコレステロール生成を抑制するもの(紅麹)、食事や胆汁に含まれるコレステロールのミセル形成を阻害するもの(植物ステロール)、ミセルからコレステロール
抜き取って排泄するもの(茶カテキン)、胆汁酸の再吸収を阻害するもの(水溶性食物繊維)などがあります。)

 

 

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では、次に現代の身近なコレステロール豆知識を見てみましょう。

 

皆さんは最近まで「卵は一日二個以上食べてはいけない」と言われていた事を

ご存じでしょうか?

 

 

その理由は、

卵の黄身に含まれるコレステロール値が食品のなかでは高値なため、摂りすぎることで体内のコレステロールに影響するという理論が存在していたからなのです。

 

 

しかし現在では一日に卵をいくら食べても人への悪影響はないとされ、

それどころか高品質なタンパク質源であり、

レシチンという成分を多く含む卵は一日に数多く摂取した方がいいとも言われている程です。

 

 

 

ここで知って頂きたい、コレステロールにおいて大事な事の一つとして、

「食事のコレステロール量をいくら増やしても、血中コレステロールは一定以上上昇することはない」 

という効果があります。

 

 

これは今まで数多くの研究を総合して分かったきた事です。

 

 

詳しく見ていくと、まず食事中のコレステロール摂取が100mgまでは、血中コレステロール値は変化しません。

摂取が100mgを超えてくると血中濃度も上がってくるのですが、だいたい300mg~400mgの摂取で、血中のコレステロール濃度が50mg/dlという数値にに達します。

しかしそれ以上いくら食事でコレステロールを摂取をしても、血中濃度はもうそれ以上上がることは無いのです。

これは天井効果と呼ばれています。

 

 

ここで卵の話に戻りますが、

卵一個には210mgのコレステロールが含まれており、二個までの摂取なら血中のコレステロールが上昇し始めます。が、

三個以上食べる場合は人間がもともと備え持っている天井効果によりもう血中コレステロールに影響しなくなるのです。

 

 

 

このような事が最近、現代の食生活で起きた変化となります。

よって食事で摂取するコレステロール量は健康に大きく関係する事はないよ

という事です。

 

 

 

 

肉の脂質については、肉の脂は血中のコレステロールが上がりやすい種類なのは事実で

す。しかしその理由は先ほど述べた様に、肉自体にコレステロールが多く含まれている

から血中のコレステロールに影響するのではなく、

動物性脂肪に多く含まれる飽和脂肪酸が肝臓でのコレステロール合成を亢進させる事に

より、血中コレステロールを上昇させる働きに繋がっているのです。

逆に多価不飽和脂肪酸(リノール酸、魚油などの脂質)には血中コレステロールを下げる

作用があることが分かっています。

 

 

コレステロールは体の中に絶対必要な物質でありますが、その量を調整するための各脂質のバランスはかなり大事です。

 


またコレステロールは他にも甘い物の摂りすぎや、

大量の飲酒(アルコール)などによる中性脂肪増加によってかなり影響される事も分かっています。

 

 

 

 

コレステロールは血中にその存在が多いことで、特定の疾病につながりやすいことはご

存じだと思います。しかし実はこれは少なすぎても同じことが言える事が分かっているのです。

 

 

コレステロールが血中に少なすぎると、うつ病、ガン、脳出血のリスクが有意に上昇します。

 

 

一般的に脂肪であれ、免疫物質であれ、体内に必要とされ存在する物質には決まった法則があります。それは「それぞれに適切な範囲という物が存在し、多過ぎても少な過ぎても害になる」という法則です。

 


どんな栄養素もこの「適切な範囲」を保つ事が一番重要となってくるのです。

 

 

これをコレステロールを軸に考えると、最近の研究では血中コレステロールは単純化すると冠動脈疾患死亡率とは直接的な正の関係(比例)にあり、ガン死亡率とは負の関係(反比例)にあると言われています。

 


つまり

「「コレステロールは多すぎても少なすぎてもかなり人体に悪影響を及ぼすよ!」」

という事が言えるのです。

 

正常な値にコレステロールを留めて置けるように、

~~摂取脂質のバランスを最重視していこう~~ という事です。

 

脂質についてはオメガ6、オメガ3、MCTオイルなど

今後しっかりと述べるつもりですので、この情報を覚えておき、

そちらをみながらケアしていきましょう。

 

 

 

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~最後に血中脂質についてです~ 

 

できればしっかりと理解しておきましょう。

 

 

血中にはコレステロールにタンパク質、中性脂肪、リン脂質が合体し、

リポタンパク質」として血中に存在しています。

 

 

血中の総コレステロールは、すべてのリポタンパク質に含まれる
コレステロールの総和の事を言います。

 

 

リポタンパクには[カイロミクロン、VLDL、LDL、HDL]の4種類が存在しますが、

 

 

4種類はコレステロールとしての種類が違うのではなく、ただ組み合わさった4種類の物質の比率が違うだけという事がまず前提としてあります。

 

 

また、コレステロールは人体における特別な貯蔵形態がないため、

リポタンパクは体内におけるこコレステロール貯蔵としての役割も果たしているのです。

 

 

そして、リポタンパクにおいて大事な事は「HDLコレステロール(善玉コレステロール)とLDL[VLDL]コレステロール(悪玉コレステロール)の善玉・悪玉という名前は確実に、健康を考える上で悪影響になる」という事です。

 

 

これは各リポタンパクの役割を知っていれば完全に意味が分かる事ですが。

善玉コレステロールは組織・臓器からコレステロールを肝臓へ運ぶ役割、そして悪玉コレステロールはその逆に働きます。

 

 

ここである体の状態と照らし合わせましょう。ある人が体内のコレステロールが過剰状態だとします。

 

 

その方に対してはHDLが多いことはHDLの作用的に好ましい状態と言えるのです。

すなわち善玉となるのです。

しかし体内のコレステロールが不足している方の場合はHDLが多いことによって組織・

臓器に必要なコレステロールが行き渡らなくなり、様々な悪影響が体に発生します。

つまりHDLはこのとき悪玉となるのです。

 

先見的にHDLを善玉、LDL(VLDL)を悪玉と呼び始めてしまったことは間違いであったという事を多くの研究者達が証言しています。

 


よってリポタンパク質達も例外なく、先ほど述べた通り「適切な範囲」を保つ事がとても重要になっているのです。

 

 

 


また、一番問題となるのが、LDLコレステロール活性酸素やAGE(今後詳しく説明します)という物質により酸化してしまった状態であり、

この物質を過酸化脂質と呼びます。

 

この物質が血管をかなり傷つけ、動脈硬化心筋梗塞を引き起こしてしまう事がほとんどなのです。

 

よって抗酸化や抗糖化(こちらも今後取り上げます)を意識する事、

 

つまりコレステロールの量だけでなく、コレステロールの質を保つ事 も非常に大事になってくるといえます。

 


HDLやLDLなどのコレステロール中性脂肪のバランスが崩れている状態を「脂質異常症」と呼び、遺伝的要素や体質、食習慣、運動不足、肥満などによっての発生が背景としてあります。

 

これが起きている状態は、LDLの質が非常に悪くなりやすく
なっている状態であるという事なので、早急な改善が必要となります。

 

この状態を改善するには食生活(栄養状態のケア)を見直す、運動量(HDLの増加)を見直す、適正体重に近づけると同時に内臓脂肪を減らす(中性脂肪からの影響を小さくする)
事が大事になってくるのです。

 

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以上で今回は終了したいと思います。

今回は専門的な部分を多くして作ってみましたがいかがでしたでしょうか。笑

最後まで読んでくださった方、本当にありがとうございます。

是非覚えておいていただきたいですね。

 

では、また!!

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~万病のもとである「活性酸素」を知る~

 

活性酸素

 

 

皆さんも一度は名前を聞いたことがあるのではないでしょうか。

 

健康維持、もといセルフメディケーションにおいて、この活性酸素という人体にとって害である物質を対策することは最優先といってもいい程 大事になってきます。

 

 

今回はこの活性酸素を対策する術について分かりやすく書いていければと思います。

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生体というのは、数えきれないくらい多くの細胞が集まって構成されており、

その細胞一つ一つが分子でできています。

 

簡単にいうと活性酸素という物質はこの分子構造を壊してしまう働きがあるのです。

 

 

 

 

人がいろいろな生命活動を行うのに絶対必要なのはエネルギーの産生なのですが、

このエネルギー産生を細胞内(ミトコンドリアという器官)で行うには酸素が必要で

す。

 

 

なので人は呼吸によって酸素を取り入れなければならないのですが、

その際に使われた酸素の最低2%は活性酸素という物質に変化してしまいます。

 

 

活性酸素は周りから分子を奪い取る力が強く、周りから分子を奪い取り安定しようとし

ます。

 

人体において各分子(タンパク質分子や脂質分子など)が奪われてしまうと、

そこでの本来の働きができなくなってしまいます

 

 

これが健康維持において避けなければならない事なのです。

 

 

たとえば活性酸素がDNA分子(遺伝子などの情報がある分子)を傷つけてしまうと

それが発端となり、ガン細胞(代謝のエラーで発生)の生成が促進される事に繋がります。

つまりガンを罹患する確率が飛躍的に上がるということです。

 

 

 

また、活性酸素は上記の要因だけでなく

・ストレスを感じる

・細菌に感染する

・紫外線を浴びる

・添加物や汚染物質の解毒

 

などの際にも大量に発生する事が分かっています。

 

 

 

エネルギー産生においても、上の4つの要因に関してもいえることは、

 

「生きているという事において活性酸素の発生は防ぎようがない」

 

という事実です。

 

 

減らす事はある程度可能ですが、発生を抑える事は現実的ではないため

 

 

大事なのは「抗酸化」という活性酸素対策をする事なのです。

 

対策をしっかりと行えば、活性酸素の害を無効化する事が可能となります。

 

 

 

 

では、

抗酸化をする事において大事なのはいったいなんなのでしょうか?

 

 

抗酸化において最も大事なのは、

 

人が本来持っている「抗酸化酵素を確実に働かせること」

 

になります。

 

これは是非覚えておいていただければと思います。

 

 

 

生物はもともと活性酸素に抗う事のできる物質を自ら作り出す事ができます。

それが「抗酸化酵素です。

それらをしっかりと働かせることにより、活性酸素の害を大幅に減らす事ができます。

 

 

 

酵素というのはタンパク質に補酵素というものがくっついて働きます。

 

つまりこの流れをしっかりと体内で行わせる事を意識すればいいのです。

 

 

①良質なタンパク質を欠かさずに摂取する事

補酵素ビタミン・ミネラルの事)を確実に摂取する事

 

基本的にはこの2つを常に意識する事が大事です。

 

②について抗酸化酵素補酵素にはミネラルが多く使われるため、

 亜鉛、鉄、銅、セレン、マグネシウムあたりの栄養素は摂取を常に心がけましょう。

 

 

 

抗酸化酵素にはカタラーゼ、グルタチオンペルオキシダーゼなど

種類がいろいろとあり、

活性酸素にもスーパーオキサイド、過酸化水素などいろいろと種類があります。

 

対策においては色々な酵素が色々な活性酸素の対策をしてくれると思っておけば大丈夫なので、ここでは説明しませんが 興味のある方は是非調べてみてくださいー

 

 

 

 

 

以上の抗酸化酵素を活かす事に加え、

 

人は抗酸化効果のある栄養素を食物などから摂取し活用する事もできます。

 

代表的な栄養素でいうと、ビタミンA・C・E(エースと呼ばれます)、アスタキサンチン、αリポ酸、コエンザイムQ10、水素、アスタキサンチン、フラボノイド、数種類のアミノ酸などがあり、

 

これらの成分は抗酸化力があるので、摂取により 体内で抗酸化の働きを発揮してくれます。

 

なので抗酸化成分を事前に把握しておき、日頃から摂取を心がけていきましょう。

 

 

 

その中でも特に摂取を心がけたいのが、野菜の酵素であるフィトケミカルです。

 

先ほども述べた通り、生命は活性酸素に抗える抗酸化酵素を自ら作り上げることができます。

 

そこで植物について考えていただきたいのですが、

 

植物は環境によってどんな悪影響を受けようとも、その場から逃げ出す事ができません。

 

つまり、日々降りかかる活性酸素などの害に、自らが作り出す成分(抗酸化酵素など)を強化して抗っていく事しかできないのです。

 

この成分こそが人にとってもかなり有用な効果をもたらします。

 

それらの成分をフィトケミカルと栄養学では呼んでいるのです。

 

 

このフィトケミカルの種類は非常に多く、それぞれに特有の効果があります。

抗酸化として考えてみても、非常に強力な成分ばかりなのです。

 

一般的に野菜はビタミンやミネラルがたくさん摂れるから摂取するイメージが強いと思いますが、それと同じくらいフィトケミカルの摂取は大切な事です。

 

なので普段から野菜に関して多く摂取できるように心がけていきましょう。

 

 

 

 

 

★今回のテーマである活性酸素 を対策する「抗酸化」をまとめると、

 

一、もともとある抗酸化酵素を体内でしっかりと機能させる事

二、抗酸化効果のある栄養素を取り入れ、体内で効果を発揮させる事

 

となります。

 

抗酸化の観点からみると、

つまりこれらを行うための栄養素を、食事やサプリメントでしっかりと

摂取しなければならないという事になるのです。

 

それが抗酸化におけるセルフメディケーションスキルとなります。

 

 

 

是非普段から心がけて参りましょう!!

 

 

今後いろいろな記事で様々な栄養素に触れた際にこれは抗酸化にこう効くよ!

と、細かい話ができればと思いますので今後も最後までご覧いただけると嬉しいです。

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では また!!

 

 

 

~サプリメントの重要性~

皆さんはサプリメントと聞いて、どのようなイメージをお持ちでしょうか??

 

 

薬みたいで怖い?? 種類がありすぎてわからない?? 現代っぽい??

 

 

いろいろありますよね。

 

今回はそんな、あまり詳しくは知られていないであろうサプリメントについてどういうものかを詳しく説明していければと思います。

 

 

 

 

 

まず、結論から述べると 栄養学を多く学んできた身として自分は

誰もがサプリメントは活用したほうが良い と思っています。

 

 

なぜならそれは食事で数多くの栄養素をバランスよく摂取する事は至難の業だからです。

 

知識のある管理栄養士でもそれを確実に実行できている方は非常に少ないといえるでしょう。

 

 

健康維持にとって、栄養素のバランスは最重要項目であり 何かの栄養素が不足すれば

いずれ必ず体の不調や疾患へと繋がります。

 

 

その最大の問題点である不足を簡単に、そして効率的に補える事。

それがサプリメントの最大の強みであり利点となっています。

 

 

 

そこでかなり必要になってくるのが、

 

 

①正しい知識(栄養素の種類、栄養素の形状、効能、飲み方、飲む量、飲む時間、飲み合わせ、禁忌)を知っている事

 

②自分自身の体質・体調(~になりやすい、生活スタイルの影響など)をしっかり把握する事

 

の2つです。

 

正直この2つをしっかりと理解できていなければ、サプリメントはただの気休めで終わってしまうといっても過言ではないです。

 

 

 

特に①について、現代ではインターネットのおかげですぐに情報が得られるようになりました。「勧められたから」や「とりあえず飲んでみよう」という気持ちだけで始めるのではなく、まずは少しでも良いのでそのサプリメントを調べて摂る事(詳しい人に聞くのもオススメ)が本当に大事なのです。

 

その手間だけで体内での効果は格段に違ってくる事がはっきりと言えるのです。

 

 

 

↑をよく知っていただくために今回は多くの方が知っているであろうビタミンCという栄養素についてサプリメントで摂取する事を想定して考えてみましょう。

 

まずはなんとなく摂り始めてみたAさんの場合です。

 

A:お肌や健康のためビタミンC100mgを一日一粒、朝食後に飲んでいます。

 

 

 

...これはかなりもったいない使い方をしているといえるでしょう。

 

 

 

次に同じくビタミンCを取り始めたBさんを見てみます。

 

B:ローズヒップ由来のビタミンC500mgを空腹時に一日三回に分けて飲んでいます。

  あとビタミンEも飲み始めようかな。

 

 

 

このBさんのビタミンCの使い方はとても良い使い方です。

なぜならBさんはビタミンCの特徴を知り、それをいろいろと取り入れているからなのです。

 

①ビタミンCという栄養素は「水溶性」といって、水に溶ける物質なので 摂取後4時間ほどで体外に排出されてしまいます。→なのでこまめにとらないといけないな。

 

ローズヒップアセロラ由来のビタミンCサプリメントは「バイオフラボノイド」という栄養素が一緒に摂取できるため、ビタミンCの吸収・活用効率が上がります。

これらから抽出されているビタミンCサプリメントを選ばないとな。

 

③ビタミンCは100mgでは体の多くの機能を働かせるために、十分な量を満たせません。排出されやすい事を考えても多めに摂ることが望ましいでしょう。

500mgから1000mgの含有量で探してみようかな。

 

④ビタミンCは抗酸化力を発揮できるビタミンです。そしてそれは細胞でビタミンEと協力して働く事が分かっています。→ビタミンEも一緒に補っていこう。

 

 

 

赤い字はBさんが情報を知って、考えた事を表しています。

他にもいろいろとありますが、この四つを知るだけでもかなり摂取の仕方が

変わってくる事がお分かりいただけると思います。

 

この様にして少しでも体内でのビタミンC(栄養素)の効率を高めていく事

がとっても大事なのです。

 

そして各サプリメント(栄養素)にそれぞれこのような情報が非常に多く存在しています。

 

 

 

また、

最近では食事では到底摂取することのできないとされていた量の栄養素をサプリメントなら摂れるという事が多くなってきました。

 

一番話題なサプリメントがNMNというサプリメントでありこの成分は、

枝豆などに多く含まれますが、大量に摂ろうとすると枝豆50kg分ぐらい摂取しなければ

ならないため、食事での摂取は非現実的とされてきました。

しかしサプリメントの登場によって手軽に、大量摂取が最近は可能となったのです。

 

こちらはサーチュインという長寿遺伝子を活性化することで、細胞の老化を遅らせる効果があると言われている成分です。(今後こちらの成分は取り上げます)

 

このようにサプリメントは「補う」だけでなく、サプリメントでしかできない事も

様々あるため、活用次第では健康増進に大きく貢献してくれる存在なのです。

 

 

 

 

 

本来サプリはセルフメディケーション(病気にならないように自ら予防をする事)

に使われるものですが、日本ではまるで効果を期待する薬のような使い方をされる方が

非常に多く、アメリカに比べ 日本はまだまだ浸透していないな...と自分はいつも実感し

ています。

 

 先ほどの①、②もよく理解していないにも関わらず、

効果をかなり実感するというのはかなり無理があります。

 

そして「サプリは効かない」というイメージが伝わりあうという不のスパイラル.....

 

これが日本でサプリが流行らない一番の原因かと思ってます。

 

 

サプリ先進国アメリカでは、サプリメント専門店がたくさんありますが、

栄養に詳しく、自分に合ったものを選んでくれる人が常駐しているお店がほとんどで

す。それに比べ日本では、ただ棚に並べたサプリを 買う方の知識関係なく販売している

状況です。ネットでも簡単に買えますしね。。

 

 

 

 

 

サプリメントは正しく活用すれば体内で効果を発揮することは確実です。

 

なので、しっかりと知識を取り入れてから活用する事を習慣にしましょう。

 

 

今後このブログでは最初の①、②の理解をどんな方でも深めていただけるように頑張っていきますので、是非今後の記事も読んでいただければと思っています。

 

 

 

 

 

 

★最後にサプリメントの特徴を簡単にまとめると、

 

サプリは食品なので基本的に何種類飲んでも大丈夫(効果を弱めてしまうものがいくつかはあります)ですし、

副作用なども全くといっていいほどありません。(あるとしたら添加物や過剰摂取によるものです)

 

 

サプリメントを飲む目的を簡単に大きくまとめるとしたら次のようになります。

・予防

・検査ではみつからない身体異常がある時

・栄養不足からくる症状の改善

 

先ほど述べた通り、本来はセルフメディケーションに活用していくのが一般的ですが、

疲労や、不眠、目の疲れや肌荒れなどの病名で診断できない身体の不調にかなり活用で

きます。あとは完全に栄養不足による症状を改善するためですね。

 

 

そして、サプリメントを飲んでいく上で、基本的に気をつけたい点があります。

それは

①そのサプリの原材料は何か

②栄養成分の配合量

③添加物の種類と量

です。

 

①の原材料についてですが、サプリは大きく分けて 

・化学合成で作った栄養素でできているもの

・自然から摂った天然の栄養素

の2つがあります。 

化学で作ったものより天然で作られたものの方が体にいいのは明白です。

あと注目して欲しいのが、その栄養素は天然、合成どちらのほうが

吸収率が高く、有効かということです。

 

 

②の配合量についてですが、サプリメントは栄養素を集めたものなので、

栄養素の含有量が多いほうが基本的によいものとされています。

しかし過剰になると害があるものを知らないと

たくさん摂っても逆効果になってしまう事があることが注意点です。

 

 

 

③の添加物では、サプリは食品であり 毎日飲むものなのでやはり安全にこしたことは

ないです。サプリメントの形態上、添加物0は不可能なので できるだけ添加物が使われ

ていないものを選ぶ事や、使われている添加物が安全かを知ることが重要になってきます。

 

サプリを飲み始めたら、たまに胃痛くなるなどの症状があった場合

添加物によるものであることが多いです。

たとえ微量だとしても毎日蓄積すればいずれそれは必ず何か影響してきます。

しっかりチェックするようにしましょう。

 

 

他にもメガビタミンや、オーソモレキュラーなど書きたいことはたくさんありますが、

いずれまた「サプリメント」についてのんびり書いていこうと思いますー

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最後までご覧いただきありがとうございました。

では また!