The essentiality of nutrients ~Know thyself~

皆それぞれが自分自身で確実な健康管理が可能となるように、栄養知識を分かりやすく発信するブログ。セルフメディケーションスキル向上のため実用的な情報を発信できればと思います。

~サプリメントの重要性~

皆さんはサプリメントと聞いて、どのようなイメージをお持ちでしょうか??

 

 

薬みたいで怖い?? 種類がありすぎてわからない?? 現代っぽい??

 

 

いろいろありますよね。

 

今回はそんな、あまり詳しくは知られていないであろうサプリメントについてどういうものかを詳しく説明していければと思います。

 

 

 

 

 

まず、結論から述べると 栄養学を多く学んできた身として自分は

誰もがサプリメントは活用したほうが良い と思っています。

 

 

なぜならそれは食事で数多くの栄養素をバランスよく摂取する事は至難の業だからです。

 

知識のある管理栄養士でもそれを確実に実行できている方は非常に少ないといえるでしょう。

 

 

健康維持にとって、栄養素のバランスは最重要項目であり 何かの栄養素が不足すれば

いずれ必ず体の不調や疾患へと繋がります。

 

 

その最大の問題点である不足を簡単に、そして効率的に補える事。

それがサプリメントの最大の強みであり利点となっています。

 

 

 

そこでかなり必要になってくるのが、

 

 

①正しい知識(栄養素の種類、栄養素の形状、効能、飲み方、飲む量、飲む時間、飲み合わせ、禁忌)を知っている事

 

②自分自身の体質・体調(~になりやすい、生活スタイルの影響など)をしっかり把握する事

 

の2つです。

 

正直この2つをしっかりと理解できていなければ、サプリメントはただの気休めで終わってしまうといっても過言ではないです。

 

 

 

特に①について、現代ではインターネットのおかげですぐに情報が得られるようになりました。「勧められたから」や「とりあえず飲んでみよう」という気持ちだけで始めるのではなく、まずは少しでも良いのでそのサプリメントを調べて摂る事(詳しい人に聞くのもオススメ)が本当に大事なのです。

 

その手間だけで体内での効果は格段に違ってくる事がはっきりと言えるのです。

 

 

 

↑をよく知っていただくために今回は多くの方が知っているであろうビタミンCという栄養素についてサプリメントで摂取する事を想定して考えてみましょう。

 

まずはなんとなく摂り始めてみたAさんの場合です。

 

A:お肌や健康のためビタミンC100mgを一日一粒、朝食後に飲んでいます。

 

 

 

...これはかなりもったいない使い方をしているといえるでしょう。

 

 

 

次に同じくビタミンCを取り始めたBさんを見てみます。

 

B:ローズヒップ由来のビタミンC500mgを空腹時に一日三回に分けて飲んでいます。

  あとビタミンEも飲み始めようかな。

 

 

 

このBさんのビタミンCの使い方はとても良い使い方です。

なぜならBさんはビタミンCの特徴を知り、それをいろいろと取り入れているからなのです。

 

①ビタミンCという栄養素は「水溶性」といって、水に溶ける物質なので 摂取後4時間ほどで体外に排出されてしまいます。→なのでこまめにとらないといけないな。

 

ローズヒップアセロラ由来のビタミンCサプリメントは「バイオフラボノイド」という栄養素が一緒に摂取できるため、ビタミンCの吸収・活用効率が上がります。

これらから抽出されているビタミンCサプリメントを選ばないとな。

 

③ビタミンCは100mgでは体の多くの機能を働かせるために、十分な量を満たせません。排出されやすい事を考えても多めに摂ることが望ましいでしょう。

500mgから1000mgの含有量で探してみようかな。

 

④ビタミンCは抗酸化力を発揮できるビタミンです。そしてそれは細胞でビタミンEと協力して働く事が分かっています。→ビタミンEも一緒に補っていこう。

 

 

 

赤い字はBさんが情報を知って、考えた事を表しています。

他にもいろいろとありますが、この四つを知るだけでもかなり摂取の仕方が

変わってくる事がお分かりいただけると思います。

 

この様にして少しでも体内でのビタミンC(栄養素)の効率を高めていく事

がとっても大事なのです。

 

そして各サプリメント(栄養素)にそれぞれこのような情報が非常に多く存在しています。

 

 

 

また、

最近では食事では到底摂取することのできないとされていた量の栄養素をサプリメントなら摂れるという事が多くなってきました。

 

一番話題なサプリメントがNMNというサプリメントでありこの成分は、

枝豆などに多く含まれますが、大量に摂ろうとすると枝豆50kg分ぐらい摂取しなければ

ならないため、食事での摂取は非現実的とされてきました。

しかしサプリメントの登場によって手軽に、大量摂取が最近は可能となったのです。

 

こちらはサーチュインという長寿遺伝子を活性化することで、細胞の老化を遅らせる効果があると言われている成分です。(今後こちらの成分は取り上げます)

 

このようにサプリメントは「補う」だけでなく、サプリメントでしかできない事も

様々あるため、活用次第では健康増進に大きく貢献してくれる存在なのです。

 

 

 

 

 

本来サプリはセルフメディケーション(病気にならないように自ら予防をする事)

に使われるものですが、日本ではまるで効果を期待する薬のような使い方をされる方が

非常に多く、アメリカに比べ 日本はまだまだ浸透していないな...と自分はいつも実感し

ています。

 

 先ほどの①、②もよく理解していないにも関わらず、

効果をかなり実感するというのはかなり無理があります。

 

そして「サプリは効かない」というイメージが伝わりあうという不のスパイラル.....

 

これが日本でサプリが流行らない一番の原因かと思ってます。

 

 

サプリ先進国アメリカでは、サプリメント専門店がたくさんありますが、

栄養に詳しく、自分に合ったものを選んでくれる人が常駐しているお店がほとんどで

す。それに比べ日本では、ただ棚に並べたサプリを 買う方の知識関係なく販売している

状況です。ネットでも簡単に買えますしね。。

 

 

 

 

 

サプリメントは正しく活用すれば体内で効果を発揮することは確実です。

 

なので、しっかりと知識を取り入れてから活用する事を習慣にしましょう。

 

 

今後このブログでは最初の①、②の理解をどんな方でも深めていただけるように頑張っていきますので、是非今後の記事も読んでいただければと思っています。

 

 

 

 

 

 

★最後にサプリメントの特徴を簡単にまとめると、

 

サプリは食品なので基本的に何種類飲んでも大丈夫(効果を弱めてしまうものがいくつかはあります)ですし、

副作用なども全くといっていいほどありません。(あるとしたら添加物や過剰摂取によるものです)

 

 

サプリメントを飲む目的を簡単に大きくまとめるとしたら次のようになります。

・予防

・検査ではみつからない身体異常がある時

・栄養不足からくる症状の改善

 

先ほど述べた通り、本来はセルフメディケーションに活用していくのが一般的ですが、

疲労や、不眠、目の疲れや肌荒れなどの病名で診断できない身体の不調にかなり活用で

きます。あとは完全に栄養不足による症状を改善するためですね。

 

 

そして、サプリメントを飲んでいく上で、基本的に気をつけたい点があります。

それは

①そのサプリの原材料は何か

②栄養成分の配合量

③添加物の種類と量

です。

 

①の原材料についてですが、サプリは大きく分けて 

・化学合成で作った栄養素でできているもの

・自然から摂った天然の栄養素

の2つがあります。 

化学で作ったものより天然で作られたものの方が体にいいのは明白です。

あと注目して欲しいのが、その栄養素は天然、合成どちらのほうが

吸収率が高く、有効かということです。

 

 

②の配合量についてですが、サプリメントは栄養素を集めたものなので、

栄養素の含有量が多いほうが基本的によいものとされています。

しかし過剰になると害があるものを知らないと

たくさん摂っても逆効果になってしまう事があることが注意点です。

 

 

 

③の添加物では、サプリは食品であり 毎日飲むものなのでやはり安全にこしたことは

ないです。サプリメントの形態上、添加物0は不可能なので できるだけ添加物が使われ

ていないものを選ぶ事や、使われている添加物が安全かを知ることが重要になってきます。

 

サプリを飲み始めたら、たまに胃痛くなるなどの症状があった場合

添加物によるものであることが多いです。

たとえ微量だとしても毎日蓄積すればいずれそれは必ず何か影響してきます。

しっかりチェックするようにしましょう。

 

 

他にもメガビタミンや、オーソモレキュラーなど書きたいことはたくさんありますが、

いずれまた「サプリメント」についてのんびり書いていこうと思いますー

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最後までご覧いただきありがとうございました。

では また!